Bigné di San Giuseppe イタリアの父の日のドルチェ
2008年 03月 19日
父の日といえば、日本は、6月でありますが、
イタリアで父の日といえば、3月19日
Festa del Papàと呼ばれています。
イタリアのカレンダーには、毎日、聖人の名前が書かれていますが、
3月9日の聖人は、サン・ジュゼッペ(San Giuseppe)
サン・ジュゼッペとは、イエスキリストの養父。
と、いうことで、カトリックの国イタリアでは、
イエス・キリストの養父サン・ジョゼッペの日3月19日が
父の日なのです。
イエス・キリストの父って、いたのかしら?とお思いの方。
新約聖書によると、
イエス・キリストは、母マリアがヨセフ(イタリア語では、ジュゼッペといいます)と
婚約中のときに、夢の中に大天使ガブリエルが現れ
「あなたは神から恵みを頂きました。あなたは身篭ったのだ。
その子にイエスと名づけよ。」
とのお告げをきき、イエスを身篭ったことになっているので
ヨセフは、イエスの実の父ではないのですが、
養父とされています。
(と、キリスト教徒でない私は、調べてわかりました。)
さてさて、3月19日は、サン・ジュゼッペの日だったのですが、
研修先のレストランには、ジュゼッペという名前のコックさんがいます。
彼にとっては、自分の名前の日(ONOMASTICOオノマスティコ)
と、いうことで、彼のオノマスティコのお祝いも兼ねて、
ローマで、サン・ジュゼッペの日に食べられるドルチェ
ビニエ・ディ・サン・ジュゼッペ(Bignè di San giuseppe)を
トラステヴェレの近所のお菓子やさん
その名も、"Pasticceria Trastevere"で買って持っていきました。
ちなみに、オノマスティコについては、こちらで詳しく説明されています♪
CHICCO式 イタリアdall' A alla Z のきっこさん、
よろしくお願いしまーす♪
さて、厨房におかれたビニエには、
毛深い手が、伸びる伸びる。
くジュゼッペもたくさんかってきていて、
みんなで、たのしく、ビニエ・ディ・サン・ジュゼッペを食べました
ところで、このビニエ・ディ・サン・ジュゼッペ(Bignè di San Giuseppe)
大きく分けると2種類ありまして
Fritto(揚げたもの、つまりドーナツ)
Al forno(オーブンで焼いたもの、シュー生地)
中身は、必ず、カスタード・クリーム
そして、
アマレーナつき(すみのみさくらの実)と
アマレーナなし
が、あります♪
ビニエ・ディ・サン・ジュゼッペはフリットタイプ、
つまりドーナツタイプが圧倒的人気だと、
朝の、RAIのProva del Cuocoという料理番組で知りましたが
レストランでも、フリットタイプにみんな手が伸びていました♪
これは、まずい。
太る方向です
Pasticceria Trastevere
Via Natale del Grande, 49-50
00153 Roma
Tel: 065818719
http://www.appuntidicucina.it/index.php?Art=3185