清く正しいアマトリチャーナ~カルラの主張
2007年 12月 22日
最近のアマトリチャーナの変わりぶりには納得のいかないご様子。
以前から何回も正しいアマトリチャーナ(Amatriciana)について熱く語ってくれていました。
アマトリチャーナとは、ローマ北部のラツィオ州Rieti県にあるアマトリチャーナ村のパスタ。
トマト、グアンチャーレ(豚のほほ肉)、ペコリーノロマーノでできたソースを
ブカティーニと呼ばれる筒状のロングバスタに絡めたものです。
アマトリチャーナ村は、かつてアブルッツォ州L'Aquila県に属していたため、
ローマを中心とするラツィオ州、そしてアブルッツォ州でもよく食べられています。
やっと、ガンベロロッソでの授業がおわり、
のんびり家ご飯を食べられる身になったわたくしに
カルラが、正しいアマトリチャーナをつくってくれました。
アマトリチャーナのお約束3つ
◎、必ず、ブカティーニ(Bucatini、真ん中に空洞のあるロングパスタ)を使うべし。
スパゲッティー(Spaghetti)は邪道である。
◎、必ず、グアンチャーレ(Guanciare)を使うべし。
パンチェッタ(Pancetta)は邪道である。
ローマの庶民が食べるお肉は、パンチェッタ(豚の腹に位置するばら肉)ではなく
グアンチェーレ(豚のほほ肉)なのです。
◎、必ず、ペコリーノ・ロマーノ(Pecorino Romano)を使うべし。
パルミジャーノ(Parmigiano Reggiano)は邪道である。
そもそも、昔は、ローマより北に位置するエミリアロマーニャ州原産のパルミジャーノは、ローマでは食べられていなかったそうです。
+ガンベロロッソのローマっ子のクラスメートの主張
◎たまねぎは、昔のレシピには入っていないので、
たまねぎは使わないこと。
私も、イタリアの伝統料理の本で調べると、やはり、上のようなレシピでした。
みんな、地元のお料理に対しては、熱い思いがあるのですね♪
簡単なので、グワンチャーレが手に入るローマ近郊の方(しかできない?)
ぜひ、おためしあれ。
日本のお住まいの方は、グワンチャーレ、手に入るのかしら。。。
どなたか輸入してくださらないかしら。
ブカティーニ・アラ・アマトリチャーナ(Bucatini all'amatriciana)
右奥に見えますお野菜は、最近旬の、ブロッコリー・ロマーニ(i Broccoli Romani)
1、おなべで、ブカティーニを湯でる。
2、フライパンで、細かく切ったグワンチャーレと生のペペロンチーニをいれ、オリーブオイルで炒めて、グワンチャーレの色が変わったら、白ワインを注ぎ、すぐに、グアンチャーレを焦げる前に火からおろす。
3、そこに、トマトを加え弱火で煮込む。
4、トマトが煮詰まったら、ペペロンティーノを取り出し、
別にしておいたグワンチャーレを再び加える。
5、アルデンテに茹で上がったブカティーニを加えよく混ぜ、
最後にペコリーノ・ロマーノを加え混ぜてできあがり。
召し上がれ♪