一番好きなシェフの最後の授業
2007年 12月 12日
今日は、私が初期の頃から敬愛しているシェフの最後の授業でした。
ローマのEL TOULA'のシェフFabrizio Leggieroです。
本当に、シェフからは、多くのことを教えてもらいました。
伝統的な料理を完璧に正しい方法で間違いなく美味しくつくり
しかも、美しい一皿に仕上げる。
よく勉強している正統派のシェフです。
彼のつくる料理は、いつも驚くほど美味しいのです。
彼のレストランは、ガンベロロッソのガイド本には載っていないけれど
彼が、ガンベロロッソのプロコースの重要な先生に選ばれているのは
すごく当然なことだとおもいます。
先週、希望のスタージュ先アンケートがありました。
私は、ちょっと状況が変わってきていて、
スタージュ先の希望を出さなかったのですが
なんと、ほとんどの生徒が、
このシェフの元で働くことを希望していたことが判明!!
今日は、誰がシェフの下でスタージュできるか発表がありました。
選ばれたアントニオおめでと!!
最終実技テストを控えているわたしたち、
「どうしましょう、シェフ」
との質問に
「美味しいことが一番大切で、その次に美しいことが大切だ。
美しいことが一番になってはいけない。
作るときに、料理の味をよ~く感じながらつくりなさい。
幸運を祈っているよ。」
料理の味を感じながら作ることを訓練してきた3ヶ月間。
テストのときは、シェフの言葉を忘れないようにしなくちゃ
そして、多分、このシェフのことは一生忘れないだろうな~。
年末年始は、シェフのお店に食べに行きたいな♪