バーチ・ディ・ダーマ(Baci di Dama)のレシピ
2007年 07月 22日
お菓子やさんにウィンドーにいつも可愛らしくならんでいたパスティッチーニ(pasticcini)
で、気に入ったのは、
バーチ・ディ・ダーマ(Baci di Dama)
コロコロとした、そのフォルムのBaci di damaをお口にいれると
サックサクの生地♪ はまりましたーー。
このお菓子の名前、Baci di Damaとは、baciがキス、damaとは貴婦人
つまり、「貴婦人のキス」という意味なのです。
キスをするときにすぼませた唇みたいでキュートですね♪
リグーリャ州で見た、Baci di damaは、どれも直径2センチくらいでした。
(友達が働くリグーリャ州のレストラン。こちらもそのうち更新しなくちゃ。)
イタリアの地方料理の本を見ると、
Baci di damaの本来の特産地は、
リグーリャ州の北に位置するピエモンテ州のトルトーナ(Tortona)。
中身は、チョコレートの他に、マーマレードを使うとより伝統的で、
(しかもさらにおいしい!)と書かれていました。
でも今回は、手土産用ということで
ジャムではよくひっつかないかもしれないので、
しっかりと接合できるチョコレートをはさんでみました。
★baci di dama 簡単レシピ★
<材料>
250g di mandorle (生アーモンド)
お時間のない方は、アーモンドプードルで代用なさってくださいね。
250g di zucchero (グラニュー糖)
250g di farina (小麦粉)
250g di burro (無塩バター)
150g di cioccolato fondente (チョコレート)
un cucchiaio di Grand Marnier o Cointreao
(グランマニエもしくはクワントロー 大さじ1 を加えると大人味になります)
皮付き生アーモンドをお湯で、1,2分煮て、直ぐにザルに上げます。
荒熱が取れたら、手でアーモンドを押し出すようにし
ツルリと皮をむきます。
アーモンドをペーパータオルで拭き
150度のオーブンで、焦がさないように10分程度ローストし
*よーーーーく水分をとばしておきます。(ポイント)
フードプロセッサーに、アーモンドと砂糖を入れ、
アーモンドが細かくなるまで挽きます。
こんな感じになります。
挽いたアーモンド、砂糖を、ボールに取り出し、小麦粉を混ぜ
室温に戻しておいたバターを手で混ぜ、よくこねます。
台の上に、生地を出し、厚さ1センチくらいにのばし
ナイフで均等に切り分け
生地を手に取り、直径1.5センチくらいの球体をつくります。
180度のオーブンで15分焼きます。
すると、熱で生地が溶けて半月状になります。
*溶けるのが早いようでしたら、オーブンの温度を上げてみてください。(ポイント)
*その間に、チョコレートを湯銭でとかしておきます。
お好みで、オレンジのお酒の「グランマニエ」もしくは「クワントロー」を
加えておくと、大人味になりますよ。
中にチョコレートをはさみます。
でっきあっがりーーー!
焼きたては、もろい生地でサクサクとした食感。
一日おくと、カリッとした食感に落ち着きます。
Buon appetito♪
これを食べてくれたpiuitaliaのパオラ先生の喜び具合といったら、
「も~、1個ちょうだ~い。」
「全部、わたしの鞄にいれてよー。」
と、無邪気な子供のようでした(^^)
成功、成功♪