赤ちゃんが生まれました。
2007年 04月 09日
赤ちゃんが生まれました。
と、いってもわたしの赤ちゃんではありません(^^)
びっくりさせて、ごめんなさい。
スタージュ中のキャンティのレストラン「トラットリア・ラ・トッレ」の
シェフの息子夫婦の女の子の赤ちゃんです。
生まれたのは、パスクワ(Pasqua)の翌日の月曜日のパスクエッッタ(pasquetta)。
私はこの家族と同じアパートに住んでいるため、アパートの入り口と
トラットリアの扉に、生まれたばかりの赤ちゃんのお兄ちゃんといとこが
つくった、「マリア・ディレッタ(Maria Diletta)が生まれました。」
と、いうお知らせの紙が、一週間飾り付けられます。
このように、赤ちゃんの誕生を知らせるものが、
イタリアの家庭の扉に貼り付けられているのを見たことはありましたが
自分の家に飾ってあると、幸せな気分になりました。
長い名前。
「どうして、マリアじゃなくて、マリア・ディレッタなの?」
と、お父さんに尋ねてみました。
「ディレッタは、心の近くにいる人のことなんだよ」と。
辞書で dilettaをひいてみました。
dilittoは、他動詞 diligere(文語で、愛する、いとしがる) の過去分詞
文語で、いとしい人、愛する人
両親の愛情がたっぷりつまった、名前でした。
パパは、カステッリーナ・イン・キャンティ(コムーネという行政区分)の
副村長をしているため、シエナの地方紙(Corriere di Siena)に、
パパの嬉しそうな顔写真がのっています。
パスクワ(復活祭)で訪れた春と共に、
このトラットリアにも新しい命が誕生しました♪♪♪