生まれてはじめての厨房
2006年 12月 12日
さて、語学学校ではそれ程話せないのに、とうとう上級レベルになってしまいました。
先週末は、ヴェネチア、パドヴァ、バッサーノ・デル・グラッパへ旅行しました。
ヴェネツィアは水位が高くサンマルコ広場が浸水していてびっくりし(写真上)
パドヴァでは、街と人の美しさにうっとりし(イケメン率高し!)
バッサーノ・デル・グラッパでは、本場のグラッパを飲んできました。
一緒に行ったのは、今年の4月からサレルノで長期留学をしているA嬢。
A嬢といっぱいしゃべって、いっぱい笑って、まるで修学旅行のようにたのしい旅でした。
ありがとうAちゃん!また、絶対に会いましょう♪
昨夜は、タイトルにあるように生まれて初めて厨房に立ちました。
イタリアに長く住んでいる日本人のお友だちが、シエナで一番のお気に入りのお店
「オステリア・デル・ガット(Osteria del Gatto)」に連れていってくださって、シェフが「いつでも料理を習いにおいで。」と言ってくださったので、本当に来てしまいました。
こうして、初めての厨房体験がスタートしました。
レストランの現場経験がないド素人が、こんなに美味しいお店の厨房に
立たせていただけるなんて、本当に有難いお話でした。
お友だちには本当に感謝感激です!
レストランの厨房はまさに「未知の世界」でした。
パスタを茹でるのは、鍋じゃなくてまるでステンレス製の小さなお風呂のようだし
ガスの火は、常にボーボと燃えています。
火をつけるのに、ライターを使うのですが、
わたくしライターなんて一度も使ったことがありません(^^);
帰国したら、ライター恐怖症を克服すべく夫に特訓してもらいます。(四露死苦♡)
このオステリアのスゴイところは、プロシュート、サラミ、パンチェッタを
シェフのマルコが愛情をこめて手づくりしていることです。もちろんドルチェも。
一日目は、邪魔にならないようによーく観察して、
教えていただいたとおりにやってみました。
作ってみたのは、生ポルチーニとサルシッチャのピチ
(ピチとはシエナ名物の小麦粉と水のみで作ったうどんのようなパスタ)
トレビスのグリル、カルボナーラ。
カメリエーレのアレッシアが、お客さんが食べた後のお皿を持ち帰ってくると
まるで、通信簿をもらったような気持ちになりました。
真っ白なお皿はおいしかった証、残っているお皿はイマイチだったということ。
片づけをし、その後3人で食事をし、帰宅をしたら午前2時。
教えていただけることは一生懸命覚えて、
日本でみんなにふるまえるようにがんばりまーす!
マルコのカルボナーラをこっそり紹介
①ボールの中で卵黄(1人1個)をよく溶き、卸したパルミジャーノを混ぜる。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、パンチェッタ(ベーコン)を炒め、
細かく切ったオリーブ漬けペペロンチーノを加え、火を止める。
(ペペロンチーノは炒めないのがコツです)
アルデンテに茹でたパスタを加え、合える。
③①のボールに②を加え、混ぜて出来上がり。
「Osteria del Gatto」
Cucina Tipica Cacciagione Pesce Fresco
Via San Marco, 8 53100 Siena
Tel: 0577 287133
不定期で、魚介類の料理が食べられます。