Don Alfonso 1890 (ドン・アルフォンソ 1890)
2007年 05月 18日
レモンやオリーブの木などの緑にはさまれを道をソレントから車で走ること約20分。
その先にあるのは、
ドン・アルフォンソ1890です。
(Ristorante Don Alfonso 1890)
http://www.donalfonso.it/
南イタリアで初めてミシュラン3つ星になったリストランテ。
現在は、2つ星@で、ガンベロ・ロッソ誌95点
イタリアで6番目に評価の高いレストランだそうです。
40席程度のレストランで、また観光シーズンが始まっていないせいか
4組のみのお客さんです。
その私たちの席に現れたのは、風格のあるカメリエーレ。
まずは、シャンパンで乾杯をしてメニューを見ると、値段がありません。
不思議に思い、夫のメニューを見ると値段がのっています。
女性は、値段を気にせず食事を楽しむことができような配慮なのでしょうが
家計を握り、また学生の身分の私にとっては気になるところです。
TradizioneとDegustazioneというコースをそれぞれ注文することにしました。
ながいながいコースのはじまりです。(2人分です。)
ソレント半島の先端に、レストランの農園があり、
そこで採れる自慢のお野菜とオリーブオイルから始まります。
隣の席に居合わせたイタリア人カップルは感じがよく
話しかけてくれたのですが、またまた話し方がエレガント。
ここでオーナーの奥様があいさつにきてくださいました。
英語もフランス語もご堪能のようです。
最後に、また奥様が挨拶にやってきてくださいます。
食べ終わった後は、ぜひ、キッチンと外の図書館、そして農場を見に行ってください。と
時間が、あれば、農場もいきたいのに、すぐにナポリに帰らなければなりません。
お菓子もおいしいので、ぜひ前種類たのしんでください。
と、いわれるものの。
もうお腹は爆発寸前! ごちそうさまです。。。
食事の後は、常に笑顔をキープしたカメリエーレに先導されて
キッチンを見学させていただきました。
そのキッチンの美しいこと!!
壁は、近郊のアマルフィ海岸の町、ヴィエトリ・スル・マーレ(Vietri sulmare)で作られたタイルが張られ、
ステンレスの調理場は、すべて手で作られたものだそうです。
お店を出るときに、オーナーまで挨拶にきてくれて
お土産の乾燥パスタまで頂きました♪
ドン・アルフォンソのレストランで、帰りのタクシーを待ちます。
美しいお花が生けられ、
飲みものまで出していただきました。
ドン・アルフォンソで感動したのは、料理のおいしさもありますが
料理の美しさです。まるでアートの世界のよう。
そして、なんといってもサービスの高さ。
初めのキザなカメリエーレは、簡単な日本語を話してくれたり
ほかの若いカメリエーレたちもとっても親切。
昨年は、日本人も2名料理修業していたそうです。
イタリア人って、やるきあるの???
て、よく思うことのある、イタリアのサービスの低さですが、
ドン・アルフォンソは異常なほどサービスが行き届いています。
こういう一流レストランには、味以外の特別なものがあるんだよ。
と、話してくださった、イタリアで長年活躍しているシェフの方から
伺ったことを思い出しました。
ワインもシャンパンから始め、食後もおいしいデザートワインを飲んだこともあり
2人で800ユーロくらいになりましたが、
素晴らしい思い出に残るランチでした。
ドン・アルフォンソ 1890はすべてが完璧なリストランテでした。
うう、また行きたいです。いつか。
レストラン情報
Don Alfonso 1890 (ドン・アルフォンソ 1890)
frazione Sant'Agata
sui Due Golfi
corso Sant'Agata, 11
www.donalfonso1890.com