トリエステ(Trieste)に行っちゃいました。
2007年 02月 04日
ダーリンはイタリアからいなくなり、私はシエナに帰る予定だったのですが、
宿泊先のパドヴァのホテルの前に、「Via Trieste」(トリエステ通り)と
いう名前の表示がふと目に留まり、本当にトリエステ行ってみることにしました。
トリエステとは、イタリアの北東部で、隣国スロベニアまで直ぐの町。
今日はポカポカ。
パドヴァのホテルのインターネットで見つけた、トリエステ駅近くの
安い貸し部屋(Affitta camera)(1泊20ユーロでした)に荷物を置いて、
そこの人に、観光名所とレストランを教えてもらいました。
まずは、トリエステの町の高い場所に位置するCastello di Sangiutoに
宿泊先の直ぐ前からバスがでているので、行くことにしました。
通常バスの切符が買えるタバッキは閉まって、バスの運転手に聞いてみると
買うことはできません。
困っていたら、1人の乗客が「この切符を使ってください。」
と、親切に頂きましたその方はヴェネツィア大学で日本文学を勉強したトリエステ人で
日本語を勉強中だったので、日本人と話したかったようで、町案内をしてくれました。
しきりに「セワシタイデス。」と言っていました(^^)
そのカステッロからの景色は絶景で、トリエステの港と
オレンジ色(Rosso mattone)の屋根が連なっています。(上の写真です)
お城の横には、サン・ジュスト教会があり、中に入るとき、
サンタ・アクアをつけて十字をきるのを、やってごらん、と促され
やってみました。いままで教会に入るときやっていなかったのですが
キリスト教徒でないけれど、これからは、やってみようかな、と思いました。
金が使われた12,13世紀のモザイクが美しかったです。
お城から歩いて、約500年前の旧市街(Citta vecchia)と、ローマ劇場をみて
豪華な市庁舎などのオーストラリアの影響を受けた建物に取り囲まれた
ウニタ・イタリア広場に出てきました。この周辺は多くの人でにぎわっていました。
最後に海岸から、トリエステの町を見ると、気温も高かったためか
真冬のイタリアとは思えない、アマルフィ海岸を彷彿とさせる山の風景。
でも、海外沿いの大通りには、ネオクラシックの豪華な建物が立ち並んでいます。
ここで、案内をしてくれたイタリア人とわかれました。
「イタリア人はうそつきが多いから好きになれない」と言う彼。
トリエステの町が、一瞬トリステ(悲しいの意味)に感じていまいました。
夜は、宿泊先のおじさんが教えてくれたレストランにいくと
まだ開いていなかったので、近くのカフェでコーヒーを飲もうと
思ったら、Sacher(ザッハトルテ)がショーケースにありました。
どうやって発音するか分からなくて、「サッチャー」と英語読みしてしまったら
通じず、指をさしたら、「サッケルだ。」といわれました(笑)
オーストラリアの影響を受けているこの町なので食べてみました。
うまい!でも山のような生クリーム!さすが、イタリアです。。。
そして、街にまった、トリエステの伝統的料理が食べられるというお店。
開店すると直ぐお客さんでいっぱいになる、地元の人で人気のお店のようです。
パンのニョッキのビーフシチュー
(Gnocchi di pane con goulasche)
これは、いままで食べたイタリア料理の中でもかなり美味しい部類にはいる料理でした。
中には、プロシュート・クルードとプロシュート・コットが入っていて、牛肉を煮込んだソースが美味しい!直径6cmはある大きなもので、かなりお腹がいっぱいになってしまいましたが、本当にほっこりとした美味しさでした。
Cragno産ソーセージ ザワークラウト添え
Salsiccia di cragno con Crauti
これは、もう完全にドイツ!
オーストラリアに占領されていた時期もあるトリエステ。
オーストラリアでも、こんなソーセージが食べられるのでしょうか。
内緒にしておきたいくらいおいしいお店でした♪♪♪
レストラン情報
「Marascuitti」
Via Mattisti 2, Trieste