航空機寄託手荷物遅延
2006年 04月 12日
1時間弱のフライトでリスボンに到着しました。スーツケースを取りに行くと、まだベルトコンベアが全く動いていない。じゃ、お手洗いに行こう、と戻ってきても、まだ動いていない。しかもそのレーンでは誰も荷物を待っている気配がない。
確かに、国内線なので荷物を預ける人は少ないと思うけれど。これはおかしい、どういうこと??
近くにいた空港職員に尋ねたら、「Lost and Found」に行くように言われた。うわ、これ始めての経験。「Lost and Found」に行くと、あかたも銀行のように番号札がありました。missing luggageのボタンを押すと、番号札が出てきました。A50番。今はA18番。荷物がなくなっている人て結構いるのね!
私の順番が来るまで1時間もかかりました。荷物紛失の受付をしてもらい、職員は「もし、荷物がまだポルトにあれば今日中に届くのでホテルに電話する。」と言いました。
ホテルに行ってしまうとなんだか荷物に遠ざかってしまうようだし、ポルト・リスボン間は一日に何便もあるから、しばらくリスボン空港で荷物が届くのを待つことにしました。
それにしても心細い。頼る人だれもはいない。しかも、ポルトガル語分からない(><)
荷物のあると考えられるのは
1、出発地のポルト⇒今日中に荷物を受け取れる
2、乗ったフライの便名がリオデジャネイロ行きになっていたので、リオデジャネイロ行きに混じってしまった。⇒荷物が戻ってくるのが明日になる。
3、リスボンに到着した荷物をだれかが盗んだ。⇒これ最悪。
明日の昼にはローマに経つ予定で、アリタリアの航空券をスーツケースの中に入れてしまった自分を恨むが、とき既に遅し。
もし、今日中に荷物が出てこなければどうすればいいの?すごく不安になり、パスポート、クレジットカード、国際キャッシュカードを持っているのを確認。これだけあればきっとどうにかなるはず。と心を落ち着かせました。
外に出た後の「Lost and Found」に行って、私のスーツケースが届いていないか尋ねてみました。まだ荷物は到着していない。立ち尽くす。はあ。
空港内のカフェで簡単にランチをしながら、スーツケースに入っている貴重品などをリストアップしました。これがなくなったら恐ろしい!
もう一度「Lost and Found」へ。「来て」と言われついて行くと、スーツケースがたくさん保管されている場所に通されました。
と、入った瞬間、見慣れたスーツケースが目に留まりました。「ああ、私のスーツケースだ!」
空港に到着後5時間が経過し、やっと旅のお供のスーツケースちゃんが帰ってきたのです。最悪のケースは免れました。
あ~、よかったあ。明日ローマに行ける。今日中に荷物が戻ってこなかったら、大変なことになっていたはず。
スーツケースちゃんとの再会に、ひとり感動していました。
くたくたになってタクシーに乗り込みました。運転手さんは、FadoのCDをかけていました。
料金のメーターの上に「FMサービス」という紙を貼り付けていました。
「こいつう、料金をボルつもりだわ。」ホテルに到着すると11ユーロ請求してきました。私のポルトガル滞在の勘では、6ユーロが適切。
最近の、捻挫、荷物遅延と不運が続き疲れていて、おじさんに文句を言って交渉する元気もない。いち早くベッドで足を休ませたかったので言われたとおりのお金を渡しました。
荷物遅延はどのくらいの割合で起こっているのでしょう。ホテルのベッドで今までのフライト本数を(旅行の回数じゃないよ)ダイバーのように数えてみました。
このフライトは51回目にあたることが判明。手荷物遅延は私の場合50回に一回?次は100回目のときか?
夜は、ホテル近くのレストランにご飯を食べに行きました。店員さんのおススメを聞き注文。
15センチ大、薄さ1センチの豚肉をソテーしたもの。上に半熟の卵焼きがのっかっていました。レモンをかけると、おいしい。
付け合せは、フライド・ポテトとバターライス。このバターライスがとても美味しかった。どうやってつくるのかしら。
ところが、問題発生。お店の入り口の外には、蛍光オレンジの洋服を着た若い男の人が
お店の中を覗きながら奇声を発しています。1時間くらいずっと。麻薬中毒者なのでしょうか。
外に出て襲われないように、彼が店の入り口から離れた瞬間に、私はお店を出て一目散にホテルに向かいました。
明日は、いよいよリスボンからローマへ。ちゃんと行けるのでしょうか。