ローマ在住。ガンベロロッソでイタリア料理・ドルチェ勉強中のmariのブログ。イタリアワインソムリエ、オリーブオイルソムリエの視点で、イタリア料理、ドルチェを楽しんでいます♪


by cucina_amalfitana
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日本のお菓子のルーツを求めにリスボン西部ベレン地区へ

f0090286_141590.jpg朝は1階にある「カステラ・ド・パウロ」のティーサロンで「日本のカステラ」と日本のカステラの原型「パン・デ・ロー」をエスプレッソとともに頂きました。パン・デ・ローは、生焼け具合がとっーてもおいしかったです。あーこれが、かつてポルトガルから日本に伝わったカステラなんだなあ。としみじみと思いつつ頂きました。

コメルシオ広場にあるインフォメーションで、「LISBOA CARD」という国鉄、地下鉄、市電、ケーブルカーなど乗り放題で、美術館なども無料になるカードを購入しました。(23ユーロ/48時間)そして、ファティマ、ナザレ、オビドスのフルデイツアーの申し込みをしているうちに、外はたちまち大雨に。朝、智子さんに「傘持っていった方がいいかも。」とおっしゃっ頂いて、持っていたので助かりました。


f0090286_145236.jpg土砂降りの中、市電に乗って、リスボン市西部のベレン地区に行ってきましたベレン地区には、ポルトガルで一番おいしい「パステル・デ・ナタ」(エッグタルトのこと)のお店「Pasteis de Belem」があるのです。有名なお店のようで、お店は満員。ショーケースを覗いていたら、横にいた人から「エッグタルトは最高だよ。」と声を掛けられました。


f0090286_154122.jpgこれは、確かにおいしい。パイ皮は400度の高温で焼いているようで、パリッというよりは「カリッ」に近い感触。中はトロトロ。
1999年に初めて香港に訪れた際に、毎日ハマッテ食べていた「アンドリューズ エッグタルト」。香港の街にいくつか支店があり、焼き立てをオーブンから取り出して舌が火傷するほどアツアツのエッグタルトを食べさせてくれるお店です。これがあまりにもおいしく、大阪心斎橋に支店ができたといううわさを耳にし、食べにいっちゃいました。最近では、羽田空港にもお店があります。エッグタルトは、「ポルトガル⇒マカオ⇒香港⇒日本」と伝わりましたが、私は「香港⇒大阪⇒東京⇒ポルトガル」という順序で、エッグタルトのルーツにたどり着くことができたのです。ああ、感無量。


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腹ごしらえをしたら、このお店のすぐ近くの「ジュロニモス修道院」へ。この修道院のレシピでこのエッグタルトは作られているようです。とても大きな修道院ですが、なんといってもこの回廊が優美。さっきまでの雨が止み、太陽が差し込み、アーチの影を落とします。


f0090286_165224.jpg公園ではたらくひとたち。このひとたちのお陰で公園は美しく保たれています。

その後、発見のモニュメント⇒国立考古学博物館⇒国立古美術舘をめぐりました。
個人的には、古美術官の陶芸作品が面白かったです。その後、市街に市電で戻ります。


f0090286_172895.jpg終点のフィグエイラ広場に到着すると「Confeitaria Nacional」という1829創業のパステラリア(お菓子屋)があり、またしてもお茶することにしました。写真右は、ポルトガルのクリスマス菓子「ボーロ・レイ」。直径30cmくらいのエンゼル型を切ったもの。このお店が最初に作ったそうです。中には、オレンジピール、クルミ、琥珀色に輝く実(何だろう?)が入っています。

左は「グアルダナップ」(Guardanap)形がおもしろいので食べてみることに、スポンジ生地の中には卵黄たっぷりのクリーム。上にはにはグラニュー糖がかかっています。こりゃまた甘い。今日、卵黄いくつ食べているのかしら。でもおいしい。


f0090286_181618.jpgその後、にぎやかなAugusta通りを歩いていると、昨日も見かけた少年が。アコーディオンを弾きながら歌い、とても小さなイヌにもペットボトルで作った小銭入れ(というのでしょうか)を、咥えさせています。少年に気がつかないように遠くから望遠レンズで撮りました。手前の箱にお金を入れに近寄ると、おじさんたちが集まって来て笑いながら見ていました。この光景、とてもじゃないけれど笑えません。彼には、大きくなったら立派なアコーディオン弾きになってほしいと願いました。

智子さんに教えて頂いた市電12番に乗ってリスボンを回ってみることにしました。少し市街から離れると、そこには迷路のような路地に洗濯物が風になびく庶民の生活がありました。
一番高いとこの展望台があり、アルファマに風景を見ることができます。その後、急斜面をケーブルカーで登ってみました。上にある展望台は残念ながら工事中で入れません。しかし、ちょうど夕日が落ち、街全体がオレンジ色に輝くのを木々の隙間から見ることができました。

夜ご飯は、智子さんに教えて頂いたレストラン「Baleal」へ向かいました。
行く途中、他のレストランでもサッカー中継がテレビで流されていました。Balealもお客さんたちはテレビに夢中でした。リスボンの「Benfica」対 スペインの「Barcelona」どうやらBenficaは負けてしまったようで、その瞬間は大きな悲鳴が店を響かせました。


f0090286_1111654.jpgまず、パンとチーズがでてきます。このチーズ外は硬く、中はスプーンですくえるチーズです。食べてビックリ!今日、美術館で会った人の口から発していたにおいと、同じだったのです!これが、あのおじさんのにおいだったのか。とあのおじさんと再会できたような気持ちでした。


f0090286_1115725.jpg朝、智子さんに紙に書いてもらったメモを見せ注文した「Ameijoas a Bulhao Pato」(13ユーロ)これが、ウマイ。アサリは身がプリプリ。たっぷりのオリーブオイルに、ニンニク、塩がきいていて、コリアンダーの香りがアクセントとなっていますが、海の香りがしました。


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そして、こちらは、お店の方に勧めていただいたアローシュ・デ・マリスコ「Arroz de Marisco」(13ユーロ)日本でいうと「シーフード・リゾット」というより「雑炊」に近いお米のやわらかさ。具は、カニ、海老、アサリと、おいしいエキスを持つ魚介のオンパレード。これで、おいしくないはすがありません。ポルトガル料理の実力に参りました。1人分で頼んだのに、かなりの量の多さ。奥のおなべからお皿に入れ、約4皿分もあります!おかわり2回でギブアップ。

サングリアには、オレンジ、レモン、シナモンが入っていました。つぶされたオレンジの実も入っていて満足。

おいしいものをいっぱい食べて幸せな一日でした。
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by cucina_amalfitana | 2006-04-05 01:02 | 番外編:ポルトガルPortogallo